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iPhone/iPadガラス・液晶交換修理について
iPadの修理にかかる時間は?各修理の作業時間のご紹介!!
[2020.12.03] スマホスピタル天神
こんにちは!!
最近よくお問合せでいただくのが「iPadの修理って1時間程度で終わるんだよね?」という内容・・・。
正直に言います。”無理です!!”
iPhoneなら画面の交換やバッテリーの交換など1時間以内で終わる作業が多くありますが、iPadはそうはいかないのが現実・・・。本日はiPadの修理がどれほどの時間がかかる作業なのかご紹介していこうと思います。これからiPadの修理をご検討されている方に参考にしていただければと思います。
iPadの画面交換
一番多い修理依頼がガラスの破損による交換作業です。端末を誤って落下させてしまったり、机の角などでぶつけてしまったり、足元にあることに気づかず踏んでしまった際に破損しやすい部分となり、割れてしまうと操作する際にガラスの破片が刺さり指をケガしてしまう恐れもあることから早急に修理をオススメしています。
まず表面のガラスはどんな役割を担っているか皆さんご存じでしょうか?内部に搭載されている液晶を守る役割は皆さんご存じかと思いますが、それとは別にiPadを動かすための重要な役割を担っているんです。
それが”タッチ操作”
指でタップしたりなぞったりする操作は一見内部の基盤が処理していると思うかもしれません。いや、実際それは間違いではないのですが、その処理を行うためにはその操作の信号を送るセンサーが必要となります。そのセンサーが実はガラスに搭載されているんです!!これ知っている人って意外と少ないんですよね。現にガラスが割れた経験のある人は経験があるかもしれませんが、割れた後一部操作が出来なくなったことはありませんでしたか?それはガラスが割れた際にセンサーの部分が一緒に破損してしまい、操作の入力は正常に受信できなくなっていたからなんです。
上に掲載している画像はあるiPadの新品ガラスです。この裏面を見てみると・・・
透明なガラスのフチに金色の帯のようなものが一周ぐるっと貼っているのが見えますね?この金色の帯のようなものが操作の入力を受信しているセンサーなんです。かなり薄いもので下手に触ると破れてしまいそうなくらい・・・。こんなもので操作の入力を受信していたんですね。ガラスが割れてしまいこのセンサー部分まで破損しなければ操作は正常に行うことができますが、センサー部分まで割れた影響で破損してしまうと操作が出来なくなったり勝手に画面が動いてしまったりするんです。
この時注意してもらいたいのが「画面ロックのパスワード」
操作が出来る状態であったり、まったく操作ができない状態まで破損している場合はまだいいのですが、これが勝手に動くような破損、つまり「ゴーストタッチ」と呼ばれる症状が出てしまうと一番厄介です。設定したパスワードと違う番号を勝手に入力されてしまい、端末のロックを解除できなくなってしまう可能性があるのです!!こうなると初期化するしか端末を使用できるようにする方法はありません。中に保存されている大事なデータも消してしまわなければならなくなるのは避けたいですよね?こうなる前に修理のご依頼をお願いいたします。
肝心な作業時間ですが、iPad初代~iPad7、iPad Airシリーズ、iPad Proシリーズのガラス交換は部品在庫があれば最短1日でご返却が可能となっております。正直ガラスの交換作業だけであれば数時間で完了します。しかしそこで返却出来ないのには訳があります。実はiPadのガラスはネジなどで固定されているものではなく、全機種強力な両面テープで固定されています。固定されている両面テープを剥がすのに2時間ほど、そして新しいガラスの両面テープを圧着(圧力を加えて接着力を向上)する時間が4時間ほど・・・この時間を含めるとどうしても1日は作業のお時間をいただく必要があるのです。
仮に圧着作業を行わずお渡しした場合どうなるのか・・・。両面テープの接着力は弱まりガラスは簡単に外れてしまうことでしょう。まだガラスが少々浮くくらいであれば指で押さえて再度固定すれば問題ないでしょう。しかし完全に外れてしまった場合は?先ほども記載した通りガラスにはタッチセンサーが備わっており基盤にケーブルで繋がっています。そのケーブルがガラスが外れた影響で断線してしまった時は操作が全くできなくなってしまうでしょう。せっかく交換したガラスが意味のないものになってしまいます。そうならないように時間はかかっても圧着の作業はしっかり行わせていただいております、何卒ご了承ください。
iPadの液晶交換
液晶交換はガラス交換と似たような作業となります。ガラスを取り外した下に液晶が鎮座しているので、それを取り外して新品の液晶と交換するだけ・・・一見簡単なように見えますが、実はiPad6以降の液晶はぶっちゃけ交換したくない!!というのが修理業者側の本音(苦笑)iPad6以降の液晶は固定しているネジの部分にとある処理が施されています。
それが「コーキング」
ネジで固定されている液晶の四隅にツヤのある黒いゴムのようなものが付着しているのですが、それが問題のコーキング剤・・・。これがほんっとに剥がれないんですよ(泣)かといって剥がさずに無理やり液晶を持ち上げると液晶は簡単に割れてしまうし、コーキング剤を取り除こうとグリグリしていると勢い余って液晶を傷つけてしまいそうになったりハラハラ状態なんですよね~・・・。iPad6よりも前の端末はこんな処理されていなかったのに何故急にこんな固定方法にしてしまったのか小一時間ほど開発者を問い詰めたい感ありますよ。
あともう一つ、ユーザー様に注意していただきたいことがあります。iPad Air2以降、およびiPad Proシリーズはガラスと液晶が一体型となっています。つまり液晶のみ破損している場合でもガラスと同時に交換が必要となるんです。と、いうことは?そう、ガラスのみ・液晶のみの破損にかかわらず交換の料金が高くなってしまうんです・・・。できればガラスと液晶は別々で交換できるようにしてほしいです。
気になる交換のお時間ですが、ガラス交換と同様の作業工程になるので最短1日でご返却が可能です。液晶交換もガラス交換同様圧着作業が必要となるのでお時間がかかってしまう点をご了承ください。
iPadバッテリー交換
iPadの修理で2番目に多い依頼内容がこのバッテリー交換。使用するうえでどうしても避けて通れない”経年劣化”バッテリーの寿命は2~3年と言われていますが、使用環境や使用頻度により劣化状態は様々・・・。一概に「〇年でバッテリーがダメになりますよ」とお伝え出来ないものなんです。普段使っていて「最近バッテリーの減るスピードが早いなぁ」とか「充電の溜まる速度が遅い気がする」というような症状が出てきたら交換のサイン。早めに交換のご依頼をお願いします。
バッテリーはある日を境に急に性能が低下するものです。「まだ使えるから交換しなくてもいいや」と思っていた矢先、急に電源がつかなくなってしまうなんてことも珍しくありません。電源が入らないことには大切なデータも抽出することができないので仕事などで使われている方は特に注意していただきたい部分ですね。
交換の時間ですが、これも最短1日でご返却が可能です。しかしながらバッテリーは長期間の在庫保管ができない商品です。
なぜなら”放電してしまう”から。
つまり長期間の在庫保管が出来ない商品なんです。交換のご依頼を多くいただくiPhoneなどは常時在庫として置いていますが、それでも大量には置いているものではありません。せいぜい4つくらいが限界でしょうか。iPadも交換のご依頼が多いとはいえ、iPhoneほど頻繁に交換のご依頼をいただくものではないので基本的に在庫として置いていないものとなります。ご依頼いただく際は取り寄せでのご対応となり、届くまでにおよそ1~2週間、作業は最短1日で完了するものとなります。お急ぎの場合でも取り寄せの時間がどうしてもかかってしまう点だけご了承ください。
いかがでしたか?各部品の交換にかかる時間のご紹介でしたが、あくまでもこれは目安となります。端末の状態や部品の在庫状況などにより期間は大きく前後する可能性があるので、まずは当店に御連絡いただきその時の交換時間を御確認いただけたらと思います。
皆様からのお問合せお待ちしております♪